************** 神父様の言葉 ***************
夏の暑さの中で平和を探す教会の皆様、お元気でしょうか。
聖地。パレスチナで二つの海があります。ガリラヤの海と死海です。ヨルダン川から来る水は二つの海に入ります。ガリラヤの海はきれいです。魚とか、海に生きているものがいっぱいあります。死海は塩で生きているものが何もないです。
同じヨルダン川の水が二つの海に行っているのに、なぜ、違うでしょうか?
ガリラヤの海には出口があります。ガリラヤの海はヨルダン川から水をもらってほかの海にあげています。海の水が動いているいつも新しい水が入ってきています。だからきれいで生きているものがいっぱいあります。
死海には出口がありません。ヨルダン川から水をもらっています。ほかの海にはあげていません。入ってくる水は出て行かないからきれいじゃないです。生きているものも何もないです。
皆さん、あげる、もらうのは大事です。もらうと同じようにあげたら成長することが出来ると思います。
イエス様は弟子たちに「今までいただいたこと、聞いたこと、見たこと、また経験したことをほかの人たちに 分かち会いなさい」と言っています。 「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」 (マタイ10:8)。私たちや私たちが持っているものや命などが神様からいただいたギフトです。
聖パウロはコリントの教会への手紙にこう言っています。「いったいあなたのもっているもので、いただかなかったものがあるでしょうか」(1コリント4:7)。
神様からいただいた恵みの信仰、御言葉、赦しあう、助け合う、愛、平和、喜びまた霊の新しい命を分かちあってください。ガリラヤの海はもらったものをあげています。ガリラヤの海みたいにきれいで命を与えたいならばいただいたものを分かち合ってください。
イル神父