イエスキリストの
愛するみなさんへ
                             ヒラン・インディカ

天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。   ルカ11・13

わたしたちの祈りと祈り方がわたしたちの求めているものを表しているのではないか
と思います。もちろん、誰かが何かを求める時、それは何かの表現で周りに伝えてくる
でしょう。心の深いところから、求めているものが祈りとして、あるいは願いの祈りと
して考えられると思います。この願いの祈りを偉大な祭司であるイエス様を通して神様に
捧げられることは大きな恵みです。

「わたしたちには神の家を支配する偉大な祭司がおられるのですから・・・
信頼しきって真心から神に近づこうではありませんか」
                          へブライ人への手紙10・21-22

ですから、神様との関係が作られるこの恵みである祈りができるからには、わたしたち
一人ひとりが自分の求めているところを正確に知る必要があります。と言うのは、自分
自身を知ることは、祈りにつなぐ第一のステップです。神様からの知恵と支えがなければ
人間だけの力で何のよいこともあるはずがないからです。その方々にこそイエス様が言わ
れます。

天の父は求めるものに聖霊を与えてくださる。

そのように神様からの聖霊あるいは、神の力を求める時、人生のすべてについて祈れる
ようにと、使徒パウロが教えてくださいました。

「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝をこめて祈りと願いを捧げ、
求めているものを神に打ち明けなさい。」
                           フィリピの信徒への手紙4・6

そうすることによって、求めていることを悟った時に、そして神様が求めているもの以上
与えてくださっていると悟った時に、わたしたちの感謝したい、という心が湧いてくると
思います。それはイエス様を通して神様がわたしたちに与えてくださる大きな幸せです。
というのは、感謝の心を経験したことのない方が神様から遠ざかっている、ということでは
ないでしょうか。

「絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそキリスト・イエスにおいて
神があなた方に望んでおられることです。」
                     テサロニケの信徒への手紙 Ⅰ 5・17-18

わたしたちと神様の関係がますますうまくなっていくためには、求めては感謝して、感謝
しては求めて、という旅路でしょう。その旅路のもとこそこれです。

天の父は求めるものに聖霊を与えてくださる。