この頃「マインドフルネス」という言葉を聞くことがよくあります。

「今、起きている経験に意識を向けること」というような意味で、
使われることが多いようです。

私達は思ってもいなかったような経験をすると、
特別な、大きな知恵につながると感じます。

しかし、たくさんの経験をしても、
必ずしも良い結果につながると言いきれないのは、
誰もが知っていることです。

ですから、経験と同時に、余分なことを考えずに、
確かな意識を持っていることも、大事なのです。

それが、マインドフルな経験と言えるでしょう。

マインドフルネスがないままの人生の経験は、
もったいないように思いませんか。

信仰生活の経験も、同じでしょう。
生きる経験は、希望を与える財産であると、
使徒パウロが説明しています。

「私たちは知っているのです、苦難は忍耐を、
忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。」(ローマ5.3)