私たち人間にとって経験というものは、一般的に、
すべての知恵の始まりだと言われています。
スポーツ選手にしても、アーテイストにしても、一般の方にしても、
経験を積み重ねることによって得られるものは、
何よりも心に響く、尊いもののように思います。
同じく経験というものは、
信仰生活にも大きな影響を及ぼしているでしょう。
もしかしたら、物理的な見える活動からの経験よりも、
物理的ではない見えない経験のほうが、
得ているものがわかりにくいかもしれません。
しかし、信仰をもって歩んでいる私たちは、多かれ少なかれ、
その見えない経験を味わっていることでしょう。
その経験を日常生活の中で生かすのは、私たちの信仰の力なのです。
「味わい、見よ、主の恵み深さを。
いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。」(詩篇34.9)