母である教会が,今,四旬節を歩んでいる私たちに,この特別な恵みを味わうように呼びかけています。四旬節は新しい方々を迎え入れながら,教会全体が新たになるための準備期間ともいえます。コロナ禍の中を歩んでいる全世界も,様々な形で新しいことを体験しているでしょう。
しかし新しいという言葉を,二つのニュアンスで考える必要があると思います。一つは、今までになかったものや事との出会いです。もう一つは、昔あって今は見えていない、原点に立ち返ることです。福音の始まりの時、神様との出会いの時を思い、生きることです。両方を含めての「ニューノーマル」こそ、これから実際の力になるでしょう。
「聖霊があなた方にすべてのことを教えます」(ヨハネ14.26)というイエス様の言葉が、力になりますように。